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半日だけでも百丈岩へ行く?

S代表、文ちゃん、コッチャン、ザコッぺちゃんの4名で今週末は唐松岳を越えて不帰キレットから鑓温泉へ湯治?に出掛けております。

残留組の活動はと申しますと、9月29日(土)は午後から天気は崩れると見ています。それに私も夕方から神戸登山研修所の管理当番となっているし、遠出は出来ません。午前中だけでもクライミングしようと云う事になったのですが・・・・・・

Dscn7436さて、何処にするか考えたのです。そして再び百丈岩へ、早朝からでは辛いし、今回は前泊で行こうと決まりました。

「半日だけしか登れませんけど、良いですか?」

仕事を終えた20:00過ぎに私、Mッチ、ハア君、トッチャンが集まった

Dscn7431002 途中でアルコール、夜食を仕入れて道場駅手前の武庫川に到着です。

堤防上にテントを設営し、そして酒宴となります。

僅かな時間でもクライミングに行きたくなる。こうなると最早、病気ですね。病名は慢性岩面依存症やね。特に執着心の強い高齢クライマーは罹患すると岩を触っていないと不安で情緒不安定になるらしい。

「トッチャンは完全に症状が現れてる、それも重症やわ!」

Dscn7443002 AM7:30には中央バンドに上がり登攀準備を完了しています。昼には下山と決めているので、今日は3本位を登って終わりとなるだろう。

空模様は曇天で無風です。

「これなら昼までは大丈夫や、暑くなるよりマシやね」

Dscn7432001 ハァ君と私は西壁を選びました。部分的には外傾した細かいホールドもありますが総体的にみると快適なルートでした。お互いに百丈岩は記憶の彼方に消え去っていますので、登攀ルートは知りません。適当に残置ピンを見つけながら登っているのです。

「ピンが有る!ここもルートなんや」

Dscn7434 Mッチ、トッチャンは中央ルンゼを登っております。今日はオールピッチのリードをMッチに任すのだそうです。

「トッチャン、今日は気楽でエエなァ、嬉しそうに登ってるやんか!」

Dscn7440 同ルートを懸垂下降します。久し振りのクライミングとなるMッチには細かく注意点を指導し修正させています。直ぐに感覚を取り戻して本来のMッチに戻っています、安心、安心。

Dscn7449 続いては東稜と中央壁東面?へと2ルートに分かれて登攀を開始です。

Dscn7445001 ピナクルで叫んでおります。

「オーイ、Kちゃん写真を撮ってくれ!」

Dscn7451 「あいつらご機嫌やのう!楽しそうやわ」

12_r001  「オーイ、こっちも撮ってくれや!」

15_r 百丈岩は今日も静かですね。土曜日だと云うのに我々だけの貸切ゲレンデでした。

Dscn7447002 ピーク直下をフォローするハァ君です。彼にとっても百丈の岩峰上に立つのは何十年振りの事です。

「こんなルートが有ったんですね、知らなかったのか、それとも忘れてしまってるんやね」

浮石も有り、残置ピンも古く信用出来ませんが百丈岩ピークに上がるルートとしては良いラインです。

28_r003 西壁から中央バンドに再び懸垂下降します。終了点にはシッカリとしたアンカーが構築されているので大丈夫。

38_r004 昼も近くとなりました。中央ルンゼ辺りにルートを求め、もう1本登ります。

「逆層の快適な?ルートで本日の締めとするか!」

40_r_2 12時過ぎには登攀終了としました。

「雨雲が出てきたぞ、急いで登ろうや、こんな逆層は濡れたら最悪やね」

装備を片付けて、軽く飯を食って帰路に付きましたが、予想通り、有馬付近でパラパラと降り出し、神戸に戻った頃には雨は本降りとなっていました。

炎天下を歩くの?(須磨アルプス)

六甲全山縦走大会にMッチ君が今年も参加します、彼はこの大会の常連さんなのです。

「完走盾は幾つ有るの? 盾のコレクションでもしてるんですか?」

彼の足慣らしに塩屋から行ける所まで歩き、そしてビールを飲んで打ち上げとする結構な企画です。

P9160003 AM09:00、塩屋駅に4名が集まった、Mッチ君、トッチャン、コッチャン、私です。

P9160007 天気情報を見てガックリです、神戸の最高気温予測は35℃と出ています。

とても歩くようなコンディションではありません、

「今日はどうも辛い一日になりそうやなァ」

P9160009 木陰を歩けば少しは暑さも凌げると思ったのですが考えが甘かった、日差しは真夏だし、風は台風の余波で湿った生暖かい南風です。

P9160012 この暑さの中を多くのハイカーが東に向かっている、全縦のトライアルをしているのでしょう。

「クソ暑い中をご苦労な事ですなァ、目の保養になるのは山ガールだけやね」

P9160016 妙法寺手前の公園で頭から水をかぶってクールダウンした、それでも高取山の登りでは汗が噴き出しました、途中で堪らずストレッチシャツやタイツも脱ぎ捨てました、体温が上がり過ぎてフラフラです。

「こらアカン、熱中症になるわ、百丈岩と同じやぞ!」

高取山頂のコルは日陰で心地良い風が吹き抜けています、ここで休憩して何とか人心地つきました。

背山歩きは季節を考えて、涼しくなってからにしましょう、体に悪いですからね。

P9160020 高取山を東へ下りました、そして市街地を鵯越方面に向かう予定だったのですが。

「どうする?このアスファルトの照り返しは凄いね」

舗装道路はフライパン状態です。

「何を好き好んでカンカン照りの町中を歩くの?意味の無い事は止めようや」

結論を出すのは早い、サッサと高速長田駅に下りました、地下鉄のエアコンの心地良い事、生き返りました。

そして、行き付けの居酒屋で待望の打ち上げです、

「呑むぞ!食うぞ!ワリカン負けはせんからな!」

アルコールも入り、一段と火照った体は水風呂に入っても冷めず一晩中、カッカと燃えておりました。

古い記憶を辿って登る百丈岩

トッチャンから百丈岩に行きたいとメールが来た。仕事は有るが昼頃なら何とかなる、コッチャンにも連絡して、大急ぎで仕事を片付けて車に飛び乗った。

022この顔触れで百丈岩を登るのは何十年振りだろうか、若かった昔々の話、福知山線が電化されていない頃だった、SLの煙りに咽せながらも通ってきたものです。(不動岩のテラスから眺めた武庫川沿いを煙りを棚引かせて走るSLは絵になる風景でした)

当時はこの岩峰に魅せられて多くの若いクライマーが挑んでいました。そんな懐かしい岩場への訪問となった。

麓の茶店は立派な2階建てになっていて、有料駐車場が出来ています。(一日500円でした)

驚いた事に、あの狭く暗かった川沿いの道は雑木林も伐採され、ダンプが行き交っています。この辺りがルートとなった新名神高速道路の橋脚工事が進んでいるのだ。公共事業は凍結されたのではなかったのでは、開通すれば車窓から百丈岩が真横に見えるだろう。

016 中央ルンゼを登って眺める百丈岩中央壁です。

余りに久し振りなので偵察がてら、沢筋を下部岩壁や、その奥までウロウロと見て回った。出迎えてくれたのはマムシとヤマカガシだけ。

取りあえず大急ぎで行動食を摂り、中央バンドに上がって登攀準備に掛かります。

周囲のルートを目で追って行けば、記憶が少し戻ってきました。

「中央壁ってホールドは豊富に有るけど浮石が多かったよなァ」

017_2 懐かしそうに壁を見上げるコッチャンです。

「相変わらずガサガサの壁やのう、今も中央壁は登ってるの?」

P9130009「昔はよう登ったもんやね、ホンマに懐かしいわ!」

下部をトラバースして東壁側に向かいます。

P9130010 「何処を登ろかなァ、ここも面白そうやしなァ、迷うね」

昔の記憶を辿りながら考えております。003 東壁に到着し、トッチャンがリードで登攀開始。

P9130017001 「ここは東稜と思うけど、どうやろか?」

「さァ、俺もそう思うけど、何処でも良いやんか、登ろうや」

007 ステルスC4のソールを貼った5.10シューズを初めて履いたコッチャンです。

「何じゃ、この靴は!岩に吸い付くでぇ、凄いなァ!魔法の靴や」

「そうや、靴が登るんや、アプローチシューズでこれやから、クライミングシューズはもっと凄いよ」

P9130021_2 「誰や!このクソ暑い日にクライミングしようと云った奴は!」

残暑を通り越して真夏並みです。岩の照り返しも半端じゃない、汗が滝のように流れ目に入るし、手の平もビッショリと濡れています。

P9130025 この辺りまで上がれば風が吹き抜けて少しは涼しく感じる。

013 「早よ、写真撮れや!ポーズを決めてるからな」

ご機嫌で岩稜を登って行くコッチャンでした。

P9130026「水を呉れや!水、水・・・・」

今日の気温は32℃との予報が出ておりました。湿度も高く、最悪のコンディションでも頑張っております。

P9130036001 懸垂下降はブッシュに絡みそうなのでザイルダウンせず、肩からループしたザイルを手繰り出しながら下降しています。

P9130038 「もうアカン!脱水症状じゃ、疲れたわ」

年寄りには過酷な状況下でのクライミングでした。

「今回は下見やからね、涼しくなったら昔の様に、もっと大勢で来ましょうや、楽しいでぇ」

役目を終えた名品(札幌門田製ピッケルとSTUBAIのハンマー)

ピッケルは「山男の魂」だと言っていた時代もありましたね。

Smd_a1h2_3 私が初めて手にしたピッケルはフランス製の”シモンスーパーD”です、小振りで扱い易いピッケルでした、当時18歳の少年だった私にすればかなり高価な買い物をしたと云えます。(中央郵便局でバイトして稼いだ全てが消えたように思う)

それから数年後のある日の事、年長の友人が私のピッケルを見て、どうしても交換して欲しいと言って頼み込んできました、彼が持っていたのは門田の特殊鋼穴開きです。

シモンスーパーDには愛着がありましたが、積雪期登山の初歩からを教えてくれた師匠ですし、断れず、根負けして交換に応じたのです、でも門田を手にした時の軽くバランスの良さと、磨き上げた日本刀のようなその輝き、手打ち鍛造の職人技には感動でしたね。

Dscn7372 その当時の札幌門田ピッケルは素材が炭素鋼の”ベルグハイル”と、クロームモリブデン鋼の門田特殊鋼穴開きだったと思います。

今は名前さえも知る人が少なくなった札幌門田、工場を閉め廃業してしまったのはいつ頃だったのか。

シャフトは杖の様に長かったので、私の好みに合わせて丈を60CMに切り詰めました、グリップ部分には凍結した時の滑り止めと団子になったアイゼンの雪を叩き、シャフトが傷むのを防ぐ意味で樹脂に何だったか忘れましたが混ぜて塗布しました。

門田はご覧の様にピック形状がストレートで刻みも有りません、同じ特殊鋼を持っていたMンちゃんは焼きを入れてピックを曲げ氷壁対応型に改造していました。

但し、折損するリスクもありましたので私は止めました、お陰でこうして原型のまま残っているのです。

Dscn7368 秋物衣料を出そうと押入れを探っていたら、布切れでヘッドを包んだピッケルが出てきました。

「あっ、門田や!ここに仕舞ってたんや、可哀想に錆びてるなァ」

何処に仕舞い込んだか探していたんです、見れば薄っすらと赤錆が浮き、輝きは消えています

「久し振りに見るけど、バランスの取れた良い形やなぁ、ホンマに綺麗なラインやわ!ピッケルの名品やね」

Dscn7360 丹念に錆びを落とし磨き込みました、刻印も浮き出てきます、先鋭化する積雪期登攀に適したピッケルを使い出すと全くと言っていいほど出番の無くなった門田ピッケル、いつしか忘れられ押入れの中で寂しく埃を被り眠っていたんです。

Dscn7369 骨董品が、もう1本有りました、オーストリア製のステュバイ(STUBAI)のハンマーです、先輩方の手を経て、何時頃からか私の手元にあります。

Dscn7370 アイスハンマーとしてはピック部分が短く肉厚で氷には対応出来ず、ベルグラを落とす程度だった、ロックハンマーとしては軽量で打撃面が小さくジャンピング作業での効率が悪かった、やはりアイスバイルやロックハンマーに出番を奪われたSTUBAIです。

今では時折り、ハーケンを使用する渓流登りに持って行きます。(草付きにピックを刺して登る事もあります)

Dscn7361 ロゴが読み取れます、山型の中にSTUBAIと刻まれています、ステュバイとはオーストリアの村の名前なのです。

この2本は山で消息を絶った友人の形見である登山靴と並んで部屋の片隅に収まっています。

私の部屋を埋める数々の登山用具は女房から見れば単なるガラクタにしか写らないでしょう、私が居なくなれば、いずれは処分されてしまう運命なんですね。

別にノスタルジックな気持ちや骨董趣味ではなく、これらは一時期でも山行を共にした道具です、時代と共に登山技術は進歩を遂げ、変遷し、出番は無くなりました。

人は言います、

「近代クライミング技術を身に付けようとするなら、古い意識やギヤー類は躊躇せず捨て去れ」と、

でもそう簡単には破棄出来ないのです、貧乏性なんでしょうか。

私の仲間も古いシモン、サレワ、シャルレ等の名品を今でも大切に持っています、登山用具が今日の様に潤沢に入手出来なかった時代を過した山屋の性なんでしょうね。

古い道具をお持ちの同輩諸兄よ、大切に手入れしてやって下さいね。

日本のヨセミテを攀じる(小川山雑感)

                                                                Dsc02322_2 

9月2日~5日に掛けて山梨県と長野県の県境(奥秩父山地)に聳える花崗岩の岩山でクライマー天国と言われ、日本のヨセミテとも呼ばれる小川山(2418M)へ遠征しております。(参加メンバーはSさん、K君夫妻です) 

                              それでは、楽しいレポートをどうぞ。

                                

                                                         

   八幡沢左岸スラブ『春の戻り雪』4P (5.7) 9/3

 Photo_3 テント場からあまりにも近いので、つい入口の沢を通り過ぎて涸沢に入ってしまった

 1p_2 引き返して取付きに到着。丁度降りてきた2人パーティに聞いたら、ここで正解。先行パーティがいたので少し待って登り始める。

           P_4 1P目

  Kリードで、あまり傾斜のきつく無いスラブをボルトに沿って直上。下部は少し濡れていたので注意深く登る。立木のテラスで1P終了。

              P P

  つるべで、リードをSに交代。さらにスラブ登り、リッジを越えたところでボルトにクリップし左斜めに登り、ここでも立木テラスでビレイし2P終了。

  3P

  Kリード 残置ボルトなど1本も無い30m位のスラブ。カムを使ってNPで快適に直上する。立木の大きなテラスで3P終了。先行パーティが懸垂で下りてくるのでルートを譲り、ここでゆっくり昼食。

              P_3 P

  Sリード 白い岩峰を目指してコーナーとクラックを登る。カムを支点にランナーを取るが2個目のカム(♯2)が効かないので位置を変えてはトライ。あまり長く頑張っても腕が疲れるのでホールドがしっかりしていることを確認して、やや強引に乗り越して終了。

              Photo_2 下降

 終了点のラッペルアンカーから2Pの懸垂で取り付き点に。

   

         ガマスラブ 1P (5.8)

              Photo_4 まだ少し時間があった(何しろ30分も有ればテント場に戻れる)のでガマスラブに立ち寄る。

 Kリードで、広いスラブを登る。しっかりしたホールドもスタンスも無いので、わずかな窪みを見つけてはフリクションを頼りに登り、ボルトにクリップしては一息ついて30mほどで終了

              P_5 懸垂で一旦降りて、右隣の傾斜のきついスラブをトップロープで登る。(両手両足をペタペタと壁にくっ付けて登るので、ガマスラブかと納得)

                                                                                           

                                    

   屋根岩2峰南面 セレクション 5P(5.8 ) 9/4

今日は3峰神奈川ルートを目指したが、またまた着いたのはソラマメスラブ。登ってきたパーティに道を聞いて引き返し、3峰に着いたつもりが『ここは2峰セレクションですよ』と先行パーティが。

このままでは、さらに3峰を探していると時間的に

も遅くなる。  

明日の計画としていた2峰に予定を変更する事にし 

た。

              Photo_5 1P目

 Kリード 左側の易しい(5.6)ルートから

 取付くはずだったのに、A0でややかぶり気味のクラックを慎重に登る。狭いバンドで1P終了。

 

P2 2P目

  Sリード 1P目のビレイポイントは狭く3人は立てないので、セカンドで登ってきたSが、そのまま核心部ダイヤモンドスラブに取り付く。

 ルーフをバランスで乗越して、1本目のボルトにクリップ。傾斜がきついのにホールド、スタンスはない。わずかな窪みを見つけてはフリクションで体重を移していく。

          Photo_6 日頃のトレーニングで足を置いたときの感覚『これは乗れている』を信じて。ボルトの間隔が長い(7~8m位か)で、『ここでは堕ちれないぞ!』と緊張しまくり。

 狭いバンドで2P目終了。上から見下ろすと、ここをよく登って来たものだと改めて怖くなる。

             Photo_7 P

  Kリード 立木のバンドを右にトラバースしてチムニーの中を登る。リードは慎重のカムや立木で支点を取って、南陵テラスまで登り3P目終了。

  15m程のチムニーはバック&フットで快適に登れる。ザックを背負ってチムニーに入れないので中間点でZに担いでもらっているザックを吊り上げる。

                        P_7 P目 

 Sリード 急なクラックにカムで支点を取り、立木を少し登ってから微妙なバランスで壁に移る。クラックを抜けてスラブに取り付き途中2本のボルトに支点を取る。

                  P_8 さらにサイドフレークを掴み、時にはレイバックもまじえて直上すると傾斜が落ちて、リッジで立木にも支点が取れるので一安心。ハーケンにシュリンゲを通し支点にしてルーフを越え、スラブに出る。

                  Photo_8 ここでもホールドやスタンス細かい、クリップした後は、右に逃げサイドフレークを利用してルンゼの立木了。

                        Photo_10 P目 

 Kリード そのままルンゼを詰めて、左に曲がって

 2峰頂上へ。

 セレクションの登攀終了。(本来のルートはルンゼ 

 を懸垂で下って、大きな岩の下をトラバースしてか

 ら6P目のクラックを登る)頂上の松の木陰で昼食

 を摂り、3峰をバックに記念写真を撮り合ってゆ

 っくり過ごす。

                 2   下降 

 3Pの懸垂、トポによると、下降は残置ビナのある

 立木から懸垂か、ワイヤーでルンゼを下降との事。

                                                

懸垂1P

  Kリードで下る。10m程下って、右に大きく振ってハングした岩の下のラッペルアンカーで一旦切る。

                                                 

懸垂2P

やや傾斜の緩いスラブの下は見えないが、『ザイルは

重いのでまだ下には着いていない』とKが下降する。

ラストで下りて行くと、3人がやっと立てる狭いスタ

ンスが中継点。後で『あれは鳥の止まり木ぐらいだ

ね』と。引くザイルに掴まりながら。かろうじて立っ

て回収し、ザイルダウンが始まると岩角を掴む。

 

 懸垂3P

  最後の7~8mは完全な空中懸垂。木の中を降り

  て行き、やっと地上に。

                                   

     ガマスラブ スラブ状岩壁ケロヨン 3P (5.8) 9/5

 昨日のセレクションがハードだったのと今日は神戸ま

 で帰るので午前中のみのクライミングとして、3峰 

 南稜神奈川ルートは次回の宿題にします。

 

Photo_12P

  Sリードでガマスラブを登る。既に2回目だし昨日

  のダイヤモンドスラブの経験があるので楽勝。

 

Photo_13P

  林の中を移動し、スラブ状岩壁へ。Kリードで右側からガマルート2P目のダイクに出る。浅い凹角を直上するが、1本目のボルトまではホールド・スタンスもなく5.9の難しさ。立木のテラスで2P目終了。

  

Photo_14  3P

    Sリード 右に出て本来のケロヨンルートに戻

   る。ホールド・スタンスの確りしたコーナーを気

   持ちよく登り、ラッペルアンカーで終了。

 

 下降

  懸垂1Pで取付き点へ。これで今回の小川山クライ

  ミングは無事終了。

 Dsc02327        

         (小川山雑感)

 

○フリークライミングのメッカとも日本のヨセミテ

  とも言われている『小川山に行ってみよう』とのK

  さんの発案で実現した今回の山行。

  当初の予想より、はるかに充実したクライミング

  が出来た。

                                              

○マルチピッチ(3~5P)は、本番並みの高度もあ

  りスラブ、クラック、チムニーなど多彩な登りを 

  楽しめる。5.8でもボルトの間隔が 

  長いので緊張の連続(妙号のサトウルートを支点

  無しのリードで登っている感じかな)。今の我々

  の実力では5.8のリードが精一杯。小川山の主

  流は5.9~5.11なので経験のあるメンバー

  ならもっと楽しめる。なにしろ花崗岩の感触は最  

  高!

                                              

○テント場から取付きが近い(30分から遠くても1時間)なので、アプローチで疲れることなくクライミングに専念できる。ただ、不案内の我々は目的の岩にたどり着くのが大変。(標識を付けようかとの案もあるらしいが『目的地も探すこともクライミングのうち』と言うことで標識はない。ケルンと踏み跡が頼り)

                                               

○ルートもよく整備されており、適切な所に支点のボルトがある。(必要以上のボルトは抜かれており一定の難しさをキープ)ビレー用・下降用のアンカーもある。また浮石も少ない。

 

 

○テントサイトが駐車スペースから近い(1分も掛からない)ので、多くの荷物・食糧を持ちこめ快適なテント生活ができる。

                                              

 

○キャンプ場としても整備されており、水場・水洗トイレ・温水シャワー(3分100円)・風呂(400円)・ビールの自販機・売店なども近くに揃っている。

 

 ○ただ、こちらからは少し遠い(7時間位)ことが難。また東京に近いので休日は満員とのこと。

                                                 

○盗難事件も2件発生。(山荘のスタッフはこんな

  ことは初めてと言っていたが)

  テントからギアやマット、車のキーが入った貴重

  品などが盗まれとのことで警察官も現場検証に出

  動して来るし、山も油断禁物です、用心しなくて

  はね。

                                  

                            

                     以上

お願い!リードさせてよ。(妙号岩)

仕事や雑用もあり、ここ暫くクライミングから遠ざかっておりました、他のメンバー達は精力的に登っているし、このままでは完全に置いて(老いて)行かれそうとの危機感がつのる。

「俺、練習したいんや!日曜日は何とか天気は持ちそうやから、妙号に付き合ってくれや!」

心優しい仲間が集まってくれました、K君、トッチャン、RYUちゃん、コッチャンです、有り難いね。

P9090024001 12時にテラスに集合としておりましたが、苛ちなコッチャンは30分前には到着して、待ち切れず、菊水ルンゼを登って周辺を散策しています。

「早よ、降りて来いや、昼飯食うぞ!」

P9090039002 「頼む!今日は俺にリードさせてくれや!」

久し振りに練習する事が出来る、嬉しくなってきました。

P9090038 「オイ、Kちゃん、ザイルがクロスしてる! クライミングの感覚が鈍ってるぞ!」

厳しいご指摘を喰らってます。

P9090043001 こちらも久し振りに練習を再開した剣豪RYUちゃんです、

「居合道は有段者でクライミングは何段や?」

体は直ぐに感覚を取り戻し、快調に登っておりました。

P9090045001 小川山でクライミング漬けの日々を過していたK君です。

「小川山は良い所ですよ、日本のヨセミテですわ!」

P9090050001 これから秋本番です、山歩きやクライミングに最適の季節が到来します。

私も懸命に練習します、減量と体力維持のトレーニングにも励みます。

「頑張りますから、置いてきぼりにしないで下さいね」

夏も終わりの小田原川で沢遊び

今夏の猛暑には体が悲鳴を上げましたね、夏は大好きなんですが、本当に連日の茹だる様な暑さには参りました。

9月となり、ここ数日の朝夕だけは少し秋の気配を感じられる、そんな気がします。

9月2日からはK君夫妻、S代表が小川山クライミングに向かいます、私はと申しますと、今夏最後の水遊びに行こうと軟弱なる計画を立てておりました。

「アプローチがゼロ分で楽々の谷が有るんやけど行くか?」

アルコールと食い物をタップリ用意し、月見キャンプと云う趣向なんだと、声を掛けてみました。

100_1192_2 Mッチ君、トッチャン、コッチャンと代り映えのしないメンバーが集まります。

100_1135 向かった先は峰山高原です、林道脇にある黒岩の滝パーキングスペースが今夜のキャンプ地です。

参加メンバー4名ですが、テントは2張を設営しています、鼾対策で隔離するんです。

100_1136 高原の気温は夕方で22度です、涼しくて最高だ。

本日の夕食メニューは餃子、焼肉、煮込みハンバーグ、中華チマキ、パエリアです。

ビール、清酒、缶酎ハイ、焼酎、ブランデーとゴッソリ持ち込んだのですが綺麗サッパリと 無くなりました。

100_1137 「お洒落な物を食わせてくれるんやな、でも、味付けは良いけど、コッチン飯で芯が残ってるでぇ!」

「良いやんか!腹に入ったらアルコールで軟らかなるって」

煌々と照る月明かり、聞こえるのは鹿の声、飲んで食って、下ネタありの言いたい放題、酔っ払った面々は各自の寝場所に何時しか潜り込んでおりました。

100_1146 翌朝、車1台を残し、もう1台で小田原川の入渓点に向かいます。

「これならアプローチはゼロ分でしょ? 谷の終了点が昨夜のキャンプ場所やもんね」

100_1149 水量は多く、思った以上の勢いです、谷の様相も以前に来た時と少し変わっている様に思えます。

100_1152 「起き抜けの一発や!飛び込め、酔い覚ましになるやろ!」

100_0571 「アカン!二日酔いや、フラフラするわ、俺も一発、飛び込むわ!」

100_1156 「ヘツるより泳いだ方が早いですよ」

ミニゴルジュを泳ぐMッチ君、へツる水泳苦手のトッチャンです。

100_1162 「小田原川ってこんなに清流やったかなァ?」

朝方はヒンヤリとして、流れに入るのを躊躇ったのですが、日が登れば暑さは夏です、童心に戻って水と戯れています。

「滝は直登やぞ、シャワーをガンガンと浴びるでぇ!」

P9020015 「Mッチ、直登しまーす! ワッ叩き落とされそうです」

「俺は巻くわ、眼鏡がブッ飛んでしまうもん」

100_1170 「居てるぞ、アマゴや!」

100_1174_2 今年は8回も渓流に出掛けたんだと云うMッチ君です、つい最近、装備を買ったと聞いてましたが、凄いね。

「凝り性なんやなァ、物事にのめり込むタイプやで」

P9020016 「こいつは何処から攻めるんや?右か左か?」

「うーん、直登には水中眼鏡が要るで!」

100_1167001 「そこの腐ったピンにシュリンゲをセットしくれや!」

「了解です、コッチャン師匠どの、どうぞ!」

100_1181 二条の滝です、ここで谷の中間点あたりでしょうか。

100_0577 「この滝を越えたら、もう黒岩の滝やと思うけどなァ?」

地図を見て現在位置を確認しております。

100_1182 小田原川は4年前にも遡行してるのですが、滝の数も形状も、うろ覚えなんです。

「記憶にございません、秘書に聞いて下さい」

「お前は政治家か?」

100_0578 「この泡々がビールやったら嬉しいやろ?」

「養老の滝ってか、ビールが飲みたなるやないか!」

100_1187 黒岩の滝です、左岸を登ります。

滝の上にはチョックストーンが引っ掛かっているし、草付きも立ち木も薄くなっていました、この滝を越える大水が出たのでしょうね。

100_1191 「Kちゃん、予想以上に楽しかったわ、楽チンな沢遊びやね、納得ですわ!」

皆さんは大いに喜んでくれたようです。

100_1193 終了点まで、もう少しですが、まだまだ小滝が続き、最後まで楽しませてくれます。

100_1194 以前に比べて、

「そうや!木が無くなって谷が明るく歩き易くなったんや!」

流れを覆うような樹木や倒木はありません、スッキリとした明るい小田原川となったようです。

100_1195 「ここにも居るぞ、可愛いアマゴちゃんが!」

100_0583 「Kさん、どうしたんですか?」

「見られたか!すッ滑ったんじゃ!思いっ切り尻を打ったァ」

100_0584 「もう谷も終わりやから、綺麗に汚れを洗い落としますわ」

「俺は足をクールダウンさせる」

100_1197 取水堰堤が見えてきました、これにて小田原川の沢遊びは終了です。

車を回収後、帰路は笠形温泉(せせらぎの湯)に寄ってユッタリと露天風呂に浸かります。(ホテル リラクシアに寄ったのですがフロントには誰も居ず、日帰り入浴のサービスをしている気配がありませんでした)

峰山高原にはアキアカネが飛び交い、ススキも穂を出しています、季節は着実に歩を進めているんですね。

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