半日だけでも百丈岩へ行く?

S代表、文ちゃん、コッチャン、ザコッぺちゃんの4名で今週末は唐松岳を越えて不帰キレットから鑓温泉へ湯治?に出掛けております。

残留組の活動はと申しますと、9月29日(土)は午後から天気は崩れると見ています。それに私も夕方から神戸登山研修所の管理当番となっているし、遠出は出来ません。午前中だけでもクライミングしようと云う事になったのですが・・・・・・

Dscn7436さて、何処にするか考えたのです。そして再び百丈岩へ、早朝からでは辛いし、今回は前泊で行こうと決まりました。

「半日だけしか登れませんけど、良いですか?」

仕事を終えた20:00過ぎに私、Mッチ、ハア君、トッチャンが集まった

Dscn7431002 途中でアルコール、夜食を仕入れて道場駅手前の武庫川に到着です。

堤防上にテントを設営し、そして酒宴となります。

僅かな時間でもクライミングに行きたくなる。こうなると最早、病気ですね。病名は慢性岩面依存症やね。特に執着心の強い高齢クライマーは罹患すると岩を触っていないと不安で情緒不安定になるらしい。

「トッチャンは完全に症状が現れてる、それも重症やわ!」

Dscn7443002 AM7:30には中央バンドに上がり登攀準備を完了しています。昼には下山と決めているので、今日は3本位を登って終わりとなるだろう。

空模様は曇天で無風です。

「これなら昼までは大丈夫や、暑くなるよりマシやね」

Dscn7432001 ハァ君と私は西壁を選びました。部分的には外傾した細かいホールドもありますが総体的にみると快適なルートでした。お互いに百丈岩は記憶の彼方に消え去っていますので、登攀ルートは知りません。適当に残置ピンを見つけながら登っているのです。

「ピンが有る!ここもルートなんや」

Dscn7434 Mッチ、トッチャンは中央ルンゼを登っております。今日はオールピッチのリードをMッチに任すのだそうです。

「トッチャン、今日は気楽でエエなァ、嬉しそうに登ってるやんか!」

Dscn7440 同ルートを懸垂下降します。久し振りのクライミングとなるMッチには細かく注意点を指導し修正させています。直ぐに感覚を取り戻して本来のMッチに戻っています、安心、安心。

Dscn7449 続いては東稜と中央壁東面?へと2ルートに分かれて登攀を開始です。

Dscn7445001 ピナクルで叫んでおります。

「オーイ、Kちゃん写真を撮ってくれ!」

Dscn7451 「あいつらご機嫌やのう!楽しそうやわ」

12_r001  「オーイ、こっちも撮ってくれや!」

15_r 百丈岩は今日も静かですね。土曜日だと云うのに我々だけの貸切ゲレンデでした。

Dscn7447002 ピーク直下をフォローするハァ君です。彼にとっても百丈の岩峰上に立つのは何十年振りの事です。

「こんなルートが有ったんですね、知らなかったのか、それとも忘れてしまってるんやね」

浮石も有り、残置ピンも古く信用出来ませんが百丈岩ピークに上がるルートとしては良いラインです。

28_r003 西壁から中央バンドに再び懸垂下降します。終了点にはシッカリとしたアンカーが構築されているので大丈夫。

38_r004 昼も近くとなりました。中央ルンゼ辺りにルートを求め、もう1本登ります。

「逆層の快適な?ルートで本日の締めとするか!」

40_r_2 12時過ぎには登攀終了としました。

「雨雲が出てきたぞ、急いで登ろうや、こんな逆層は濡れたら最悪やね」

装備を片付けて、軽く飯を食って帰路に付きましたが、予想通り、有馬付近でパラパラと降り出し、神戸に戻った頃には雨は本降りとなっていました。

古い記憶を辿って登る百丈岩

トッチャンから百丈岩に行きたいとメールが来た。仕事は有るが昼頃なら何とかなる、コッチャンにも連絡して、大急ぎで仕事を片付けて車に飛び乗った。

022この顔触れで百丈岩を登るのは何十年振りだろうか、若かった昔々の話、福知山線が電化されていない頃だった、SLの煙りに咽せながらも通ってきたものです。(不動岩のテラスから眺めた武庫川沿いを煙りを棚引かせて走るSLは絵になる風景でした)

当時はこの岩峰に魅せられて多くの若いクライマーが挑んでいました。そんな懐かしい岩場への訪問となった。

麓の茶店は立派な2階建てになっていて、有料駐車場が出来ています。(一日500円でした)

驚いた事に、あの狭く暗かった川沿いの道は雑木林も伐採され、ダンプが行き交っています。この辺りがルートとなった新名神高速道路の橋脚工事が進んでいるのだ。公共事業は凍結されたのではなかったのでは、開通すれば車窓から百丈岩が真横に見えるだろう。

016 中央ルンゼを登って眺める百丈岩中央壁です。

余りに久し振りなので偵察がてら、沢筋を下部岩壁や、その奥までウロウロと見て回った。出迎えてくれたのはマムシとヤマカガシだけ。

取りあえず大急ぎで行動食を摂り、中央バンドに上がって登攀準備に掛かります。

周囲のルートを目で追って行けば、記憶が少し戻ってきました。

「中央壁ってホールドは豊富に有るけど浮石が多かったよなァ」

017_2 懐かしそうに壁を見上げるコッチャンです。

「相変わらずガサガサの壁やのう、今も中央壁は登ってるの?」

P9130009「昔はよう登ったもんやね、ホンマに懐かしいわ!」

下部をトラバースして東壁側に向かいます。

P9130010 「何処を登ろかなァ、ここも面白そうやしなァ、迷うね」

昔の記憶を辿りながら考えております。003 東壁に到着し、トッチャンがリードで登攀開始。

P9130017001 「ここは東稜と思うけど、どうやろか?」

「さァ、俺もそう思うけど、何処でも良いやんか、登ろうや」

007 ステルスC4のソールを貼った5.10シューズを初めて履いたコッチャンです。

「何じゃ、この靴は!岩に吸い付くでぇ、凄いなァ!魔法の靴や」

「そうや、靴が登るんや、アプローチシューズでこれやから、クライミングシューズはもっと凄いよ」

P9130021_2 「誰や!このクソ暑い日にクライミングしようと云った奴は!」

残暑を通り越して真夏並みです。岩の照り返しも半端じゃない、汗が滝のように流れ目に入るし、手の平もビッショリと濡れています。

P9130025 この辺りまで上がれば風が吹き抜けて少しは涼しく感じる。

013 「早よ、写真撮れや!ポーズを決めてるからな」

ご機嫌で岩稜を登って行くコッチャンでした。

P9130026「水を呉れや!水、水・・・・」

今日の気温は32℃との予報が出ておりました。湿度も高く、最悪のコンディションでも頑張っております。

P9130036001 懸垂下降はブッシュに絡みそうなのでザイルダウンせず、肩からループしたザイルを手繰り出しながら下降しています。

P9130038 「もうアカン!脱水症状じゃ、疲れたわ」

年寄りには過酷な状況下でのクライミングでした。

「今回は下見やからね、涼しくなったら昔の様に、もっと大勢で来ましょうや、楽しいでぇ」

日本のヨセミテを攀じる(小川山雑感)

                                                                Dsc02322_2 

9月2日~5日に掛けて山梨県と長野県の県境(奥秩父山地)に聳える花崗岩の岩山でクライマー天国と言われ、日本のヨセミテとも呼ばれる小川山(2418M)へ遠征しております。(参加メンバーはSさん、K君夫妻です) 

                              それでは、楽しいレポートをどうぞ。

                                

                                                         

   八幡沢左岸スラブ『春の戻り雪』4P (5.7) 9/3

 Photo_3 テント場からあまりにも近いので、つい入口の沢を通り過ぎて涸沢に入ってしまった

 1p_2 引き返して取付きに到着。丁度降りてきた2人パーティに聞いたら、ここで正解。先行パーティがいたので少し待って登り始める。

           P_4 1P目

  Kリードで、あまり傾斜のきつく無いスラブをボルトに沿って直上。下部は少し濡れていたので注意深く登る。立木のテラスで1P終了。

              P P

  つるべで、リードをSに交代。さらにスラブ登り、リッジを越えたところでボルトにクリップし左斜めに登り、ここでも立木テラスでビレイし2P終了。

  3P

  Kリード 残置ボルトなど1本も無い30m位のスラブ。カムを使ってNPで快適に直上する。立木の大きなテラスで3P終了。先行パーティが懸垂で下りてくるのでルートを譲り、ここでゆっくり昼食。

              P_3 P

  Sリード 白い岩峰を目指してコーナーとクラックを登る。カムを支点にランナーを取るが2個目のカム(♯2)が効かないので位置を変えてはトライ。あまり長く頑張っても腕が疲れるのでホールドがしっかりしていることを確認して、やや強引に乗り越して終了。

              Photo_2 下降

 終了点のラッペルアンカーから2Pの懸垂で取り付き点に。

   

         ガマスラブ 1P (5.8)

              Photo_4 まだ少し時間があった(何しろ30分も有ればテント場に戻れる)のでガマスラブに立ち寄る。

 Kリードで、広いスラブを登る。しっかりしたホールドもスタンスも無いので、わずかな窪みを見つけてはフリクションを頼りに登り、ボルトにクリップしては一息ついて30mほどで終了

              P_5 懸垂で一旦降りて、右隣の傾斜のきついスラブをトップロープで登る。(両手両足をペタペタと壁にくっ付けて登るので、ガマスラブかと納得)

                                                                                           

                                    

   屋根岩2峰南面 セレクション 5P(5.8 ) 9/4

今日は3峰神奈川ルートを目指したが、またまた着いたのはソラマメスラブ。登ってきたパーティに道を聞いて引き返し、3峰に着いたつもりが『ここは2峰セレクションですよ』と先行パーティが。

このままでは、さらに3峰を探していると時間的に

も遅くなる。  

明日の計画としていた2峰に予定を変更する事にし 

た。

              Photo_5 1P目

 Kリード 左側の易しい(5.6)ルートから

 取付くはずだったのに、A0でややかぶり気味のクラックを慎重に登る。狭いバンドで1P終了。

 

P2 2P目

  Sリード 1P目のビレイポイントは狭く3人は立てないので、セカンドで登ってきたSが、そのまま核心部ダイヤモンドスラブに取り付く。

 ルーフをバランスで乗越して、1本目のボルトにクリップ。傾斜がきついのにホールド、スタンスはない。わずかな窪みを見つけてはフリクションで体重を移していく。

          Photo_6 日頃のトレーニングで足を置いたときの感覚『これは乗れている』を信じて。ボルトの間隔が長い(7~8m位か)で、『ここでは堕ちれないぞ!』と緊張しまくり。

 狭いバンドで2P目終了。上から見下ろすと、ここをよく登って来たものだと改めて怖くなる。

             Photo_7 P

  Kリード 立木のバンドを右にトラバースしてチムニーの中を登る。リードは慎重のカムや立木で支点を取って、南陵テラスまで登り3P目終了。

  15m程のチムニーはバック&フットで快適に登れる。ザックを背負ってチムニーに入れないので中間点でZに担いでもらっているザックを吊り上げる。

                        P_7 P目 

 Sリード 急なクラックにカムで支点を取り、立木を少し登ってから微妙なバランスで壁に移る。クラックを抜けてスラブに取り付き途中2本のボルトに支点を取る。

                  P_8 さらにサイドフレークを掴み、時にはレイバックもまじえて直上すると傾斜が落ちて、リッジで立木にも支点が取れるので一安心。ハーケンにシュリンゲを通し支点にしてルーフを越え、スラブに出る。

                  Photo_8 ここでもホールドやスタンス細かい、クリップした後は、右に逃げサイドフレークを利用してルンゼの立木了。

                        Photo_10 P目 

 Kリード そのままルンゼを詰めて、左に曲がって

 2峰頂上へ。

 セレクションの登攀終了。(本来のルートはルンゼ 

 を懸垂で下って、大きな岩の下をトラバースしてか

 ら6P目のクラックを登る)頂上の松の木陰で昼食

 を摂り、3峰をバックに記念写真を撮り合ってゆ

 っくり過ごす。

                 2   下降 

 3Pの懸垂、トポによると、下降は残置ビナのある

 立木から懸垂か、ワイヤーでルンゼを下降との事。

                                                

懸垂1P

  Kリードで下る。10m程下って、右に大きく振ってハングした岩の下のラッペルアンカーで一旦切る。

                                                 

懸垂2P

やや傾斜の緩いスラブの下は見えないが、『ザイルは

重いのでまだ下には着いていない』とKが下降する。

ラストで下りて行くと、3人がやっと立てる狭いスタ

ンスが中継点。後で『あれは鳥の止まり木ぐらいだ

ね』と。引くザイルに掴まりながら。かろうじて立っ

て回収し、ザイルダウンが始まると岩角を掴む。

 

 懸垂3P

  最後の7~8mは完全な空中懸垂。木の中を降り

  て行き、やっと地上に。

                                   

     ガマスラブ スラブ状岩壁ケロヨン 3P (5.8) 9/5

 昨日のセレクションがハードだったのと今日は神戸ま

 で帰るので午前中のみのクライミングとして、3峰 

 南稜神奈川ルートは次回の宿題にします。

 

Photo_12P

  Sリードでガマスラブを登る。既に2回目だし昨日

  のダイヤモンドスラブの経験があるので楽勝。

 

Photo_13P

  林の中を移動し、スラブ状岩壁へ。Kリードで右側からガマルート2P目のダイクに出る。浅い凹角を直上するが、1本目のボルトまではホールド・スタンスもなく5.9の難しさ。立木のテラスで2P目終了。

  

Photo_14  3P

    Sリード 右に出て本来のケロヨンルートに戻

   る。ホールド・スタンスの確りしたコーナーを気

   持ちよく登り、ラッペルアンカーで終了。

 

 下降

  懸垂1Pで取付き点へ。これで今回の小川山クライ

  ミングは無事終了。

 Dsc02327        

         (小川山雑感)

 

○フリークライミングのメッカとも日本のヨセミテ

  とも言われている『小川山に行ってみよう』とのK

  さんの発案で実現した今回の山行。

  当初の予想より、はるかに充実したクライミング

  が出来た。

                                              

○マルチピッチ(3~5P)は、本番並みの高度もあ

  りスラブ、クラック、チムニーなど多彩な登りを 

  楽しめる。5.8でもボルトの間隔が 

  長いので緊張の連続(妙号のサトウルートを支点

  無しのリードで登っている感じかな)。今の我々

  の実力では5.8のリードが精一杯。小川山の主

  流は5.9~5.11なので経験のあるメンバー

  ならもっと楽しめる。なにしろ花崗岩の感触は最  

  高!

                                              

○テント場から取付きが近い(30分から遠くても1時間)なので、アプローチで疲れることなくクライミングに専念できる。ただ、不案内の我々は目的の岩にたどり着くのが大変。(標識を付けようかとの案もあるらしいが『目的地も探すこともクライミングのうち』と言うことで標識はない。ケルンと踏み跡が頼り)

                                               

○ルートもよく整備されており、適切な所に支点のボルトがある。(必要以上のボルトは抜かれており一定の難しさをキープ)ビレー用・下降用のアンカーもある。また浮石も少ない。

 

 

○テントサイトが駐車スペースから近い(1分も掛からない)ので、多くの荷物・食糧を持ちこめ快適なテント生活ができる。

                                              

 

○キャンプ場としても整備されており、水場・水洗トイレ・温水シャワー(3分100円)・風呂(400円)・ビールの自販機・売店なども近くに揃っている。

 

 ○ただ、こちらからは少し遠い(7時間位)ことが難。また東京に近いので休日は満員とのこと。

                                                 

○盗難事件も2件発生。(山荘のスタッフはこんな

  ことは初めてと言っていたが)

  テントからギアやマット、車のキーが入った貴重

  品などが盗まれとのことで警察官も現場検証に出

  動して来るし、山も油断禁物です、用心しなくて

  はね。

                                  

                            

                     以上

夏も終わりの小田原川で沢遊び

今夏の猛暑には体が悲鳴を上げましたね、夏は大好きなんですが、本当に連日の茹だる様な暑さには参りました。

9月となり、ここ数日の朝夕だけは少し秋の気配を感じられる、そんな気がします。

9月2日からはK君夫妻、S代表が小川山クライミングに向かいます、私はと申しますと、今夏最後の水遊びに行こうと軟弱なる計画を立てておりました。

「アプローチがゼロ分で楽々の谷が有るんやけど行くか?」

アルコールと食い物をタップリ用意し、月見キャンプと云う趣向なんだと、声を掛けてみました。

100_1192_2 Mッチ君、トッチャン、コッチャンと代り映えのしないメンバーが集まります。

100_1135 向かった先は峰山高原です、林道脇にある黒岩の滝パーキングスペースが今夜のキャンプ地です。

参加メンバー4名ですが、テントは2張を設営しています、鼾対策で隔離するんです。

100_1136 高原の気温は夕方で22度です、涼しくて最高だ。

本日の夕食メニューは餃子、焼肉、煮込みハンバーグ、中華チマキ、パエリアです。

ビール、清酒、缶酎ハイ、焼酎、ブランデーとゴッソリ持ち込んだのですが綺麗サッパリと 無くなりました。

100_1137 「お洒落な物を食わせてくれるんやな、でも、味付けは良いけど、コッチン飯で芯が残ってるでぇ!」

「良いやんか!腹に入ったらアルコールで軟らかなるって」

煌々と照る月明かり、聞こえるのは鹿の声、飲んで食って、下ネタありの言いたい放題、酔っ払った面々は各自の寝場所に何時しか潜り込んでおりました。

100_1146 翌朝、車1台を残し、もう1台で小田原川の入渓点に向かいます。

「これならアプローチはゼロ分でしょ? 谷の終了点が昨夜のキャンプ場所やもんね」

100_1149 水量は多く、思った以上の勢いです、谷の様相も以前に来た時と少し変わっている様に思えます。

100_1152 「起き抜けの一発や!飛び込め、酔い覚ましになるやろ!」

100_0571 「アカン!二日酔いや、フラフラするわ、俺も一発、飛び込むわ!」

100_1156 「ヘツるより泳いだ方が早いですよ」

ミニゴルジュを泳ぐMッチ君、へツる水泳苦手のトッチャンです。

100_1162 「小田原川ってこんなに清流やったかなァ?」

朝方はヒンヤリとして、流れに入るのを躊躇ったのですが、日が登れば暑さは夏です、童心に戻って水と戯れています。

「滝は直登やぞ、シャワーをガンガンと浴びるでぇ!」

P9020015 「Mッチ、直登しまーす! ワッ叩き落とされそうです」

「俺は巻くわ、眼鏡がブッ飛んでしまうもん」

100_1170 「居てるぞ、アマゴや!」

100_1174_2 今年は8回も渓流に出掛けたんだと云うMッチ君です、つい最近、装備を買ったと聞いてましたが、凄いね。

「凝り性なんやなァ、物事にのめり込むタイプやで」

P9020016 「こいつは何処から攻めるんや?右か左か?」

「うーん、直登には水中眼鏡が要るで!」

100_1167001 「そこの腐ったピンにシュリンゲをセットしくれや!」

「了解です、コッチャン師匠どの、どうぞ!」

100_1181 二条の滝です、ここで谷の中間点あたりでしょうか。

100_0577 「この滝を越えたら、もう黒岩の滝やと思うけどなァ?」

地図を見て現在位置を確認しております。

100_1182 小田原川は4年前にも遡行してるのですが、滝の数も形状も、うろ覚えなんです。

「記憶にございません、秘書に聞いて下さい」

「お前は政治家か?」

100_0578 「この泡々がビールやったら嬉しいやろ?」

「養老の滝ってか、ビールが飲みたなるやないか!」

100_1187 黒岩の滝です、左岸を登ります。

滝の上にはチョックストーンが引っ掛かっているし、草付きも立ち木も薄くなっていました、この滝を越える大水が出たのでしょうね。

100_1191 「Kちゃん、予想以上に楽しかったわ、楽チンな沢遊びやね、納得ですわ!」

皆さんは大いに喜んでくれたようです。

100_1193 終了点まで、もう少しですが、まだまだ小滝が続き、最後まで楽しませてくれます。

100_1194 以前に比べて、

「そうや!木が無くなって谷が明るく歩き易くなったんや!」

流れを覆うような樹木や倒木はありません、スッキリとした明るい小田原川となったようです。

100_1195 「ここにも居るぞ、可愛いアマゴちゃんが!」

100_0583 「Kさん、どうしたんですか?」

「見られたか!すッ滑ったんじゃ!思いっ切り尻を打ったァ」

100_0584 「もう谷も終わりやから、綺麗に汚れを洗い落としますわ」

「俺は足をクールダウンさせる」

100_1197 取水堰堤が見えてきました、これにて小田原川の沢遊びは終了です。

車を回収後、帰路は笠形温泉(せせらぎの湯)に寄ってユッタリと露天風呂に浸かります。(ホテル リラクシアに寄ったのですがフロントには誰も居ず、日帰り入浴のサービスをしている気配がありませんでした)

峰山高原にはアキアカネが飛び交い、ススキも穂を出しています、季節は着実に歩を進めているんですね。

デビュー戦だ!宝剣岳中央稜

今年の春、クラブ雲峰に入会したMゾッチ君、ゲレンデでの基礎練習を重ね、レスキュー技術も身に付けた、本チャンへの関門とした雪彦山の三峰や地蔵も見事にクリアした。

「そろそろデビュー戦も考えてみるか?」

「休暇を考えると宝剣あたりが良いかもなァ」

8月25日(土)トッチャン師匠とS代表がサポートしてのMゾッチ君デビュー戦となった。

151_r昨夜の内に到着して仮眠を取る、ロープウェイはご覧のように登山者や観光客で一杯です、1時間30分の待ち時間でした。

57_r 一般登山道を登り、宝剣岳山頂に向かいます、中央稜を登るには山頂から取り付き点まで懸垂下降しなければなりません。

53_r001夏は一面のお花畑となりますので指定された登山道以外は立入り禁止となっているのです。

Photo Mゾッチ君、デビュー戦の舞台となる宝剣岳(2931m)です。

93_r_3 懸垂下降で取り付き点に向かいます。

「Mゾッチ君、いよいよ本番やぞ、今日は楽しもうや!」

99_r_2 乾いた岩、青い空、スルスルと伸びるザイル、クライマーとしての第一歩を踏み出したのです。

108_r 「ほら、残置ハーケンなんか使えんやろ、こんなに簡単に折れてしまうんやで!」

「カムを使う時が来ましたわ!」

今日に備えて新たにカムも購入しているんです。

119_r オケラクラックを快適に越えて行きます、

「この感触を忘れるな、君のデビュー戦を宝剣岳も大歓迎してくれてるわ!」

134_r 山頂に登れば登山者が拍手で迎えてくれました、最高の気分ですね。

123_r001 「この数ヶ月で少しはクライマー的な風格も出てきたなァ、エエ顔やで!」

こうして一人のアルピニストが誕生し、巣立って行きます、これからも学ぶ事が多くあります、そして危険や苦難も待っているでしょう、まだまだスタートラインに立ったばかりです、数多くの経験を積んで下さい、そして、これからもガッチリとトレーニングしましょう。

「指導してくれた先輩やSガイドへの感謝を忘れるなよ」

楽しかったぜぇ!剣岳合宿(源次郎尾根、八ツ峰Ⅵ)其の1.

久し振りに訪れる剣岳(2999m)です、立山曼陀羅には冥界の魔山と描かれた岩塊の山だ。

雪と岩の殿堂、剣岳です、ポピュラーなルートとされる別山尾根でも登山道としては国内屈指の岩稜ルートなんです。

本峰から富山県警山岳警備隊の若者と話をしながら下ったのですが、やはり事故は多いそうです、この時も時間を考えず登って来た軽装の登山者を説得して下山させておりました。

Dscn7307001 8月7日~8月9日(予備日8月10日)の間で剣沢をベースとした合宿を行いました、

S代表/トッチャンは八ツ峰Ⅵ峰の登攀へ。

私、コッチャン、文ちゃん、ザコちゃんの4名は源次郎尾根から剣本峰を狙います。

剣沢ベースでの合宿はいつ以来だろうか、大概は西面や北方稜線からが多く、東面からは遥かな昔で記憶に無い。

Dscn7308 いやはや、今回は色々なトラブルが起きた旅でした、しかし合宿自体は滞りなく無事に予定を消化して成功裏に終えております。

そのトラブルとは、

神戸を出発しようとすればK君の愛車はバッテリートラブルでブースターケーブルのお世話と相成り。

いざ富山に着いて見れば、大変な忘れ物をした事が発覚、装備の最終確認ミスではあるが、今更どうしようもありません。

急遽、好日山荘(富山店)に事情説明して開店時間前ではあったがオープンしてもらい不足装備を購入する。

「好日山荘さん、ありがとう、助かりました」

Dscn7321無事に合宿を終えて、「ヤレヤレ、終わった!」これで神戸に向かって帰るだけと北陸道に乗った途端に私の車がタイヤバーストのピンチ!

全ての事象には原因があって結果がある、事前に於いて車両にしても装備もしかり、最終点検を怠った人的ミスであると云う以外に今回の原因はありません、笑い事では済まされない、各自が大いに反省すべきことであったと深く肝に命じました。

「それにしても重なったな、これも同時性の法則か?」

「まぁ、2度ある事は3度あるってこの事ですね、怖い、怖い」

P8070054 何とか12:20発のケーブルに乗って合宿の一歩を踏み出す事が出来た、雷鳥坂の登りは暑さと20kgのザックに老体が悲鳴を上げておりました。

「まだ、穂高縦走の疲れが尾を引いてるみたいやね」

Dscn7306 剣沢のテント場には、日のある間に到着した、4人用テントとツェルトを張ってBCは完成、明日も早朝からの行動となるので、早々に飯を食ってシュラフに潜り込んで爆睡です。

Dscn7239 04:30にテン場を出発、剣沢の雪渓に出てアイゼンを装着し、締まった雪面を快調なペースで下って行きます。

平蔵谷の出合が源次郎尾根の取り付き点、そこから標高差1000m程の登行が待っているのです。

「源次郎の1.2峰が見えてるぞ、急で長い尾根やなぁ!あれを越えるんかぁ!」

「そうや、今日は体力勝負から覚悟せーよ!」

P8082080 前方のトレースが源次郎尾根の取り付きです、八ツ峰Ⅵに向かうトッチャン、S代表とはここから別行動となります、本日の行動予定をお互い確認し合って別れました。

Dscn7246 出だしの短い岩場です、右肩脱臼が完治しておらず腕を満足に動かす事が出来ない文ちゃん用にと、長めのテープをセットして、肩に負担が掛からないよう配慮しています。

「ザコちゃん、細やかな心遣い、痛み入ります」

P8080105002 「有る物は岩でも枝でも根っこでも、何でも使って乗り越えて行けや!」

P8082084001 ブッシュの下を掻い潜るように登らなければなりません、ザックやストックが引っ掛かって苦労しております。

「ザコちゃん、今日のリードは君に任せたぞ!」

悩ましい地点では下から文ちゃんが的確なルート指示を送っていますので、コッチャンと私は気楽に登っておりました。

P8080112002  急なブッシュ混じりの尾根を這い上がれば、時折りは楽しい快適な岩が顔を見せます。

P8080108002_2 右手に見えるのが源次郎尾根主稜です、我々は支稜から取り付いているのです。

Dscn7251 嫌らしいガレを右上する、持つ岩、足元はガラガラと崩れます。

Dscn7252 源次郎主稜は近い、その上に1峰が聳えています。

P8082090_2 下を覗いてみます、気持ち良く、スッパリと切れ落ちて。

「股グラがスースーしてエエ場所やんか、どうや?コッチャン、一寸は本チャン気分を味わえたか?」

「こんなもん、大した事あらへんわい! 楽勝じゃ!」

Dscn7254 ノンザイルで登っていますが、落ちればかなり下までブッ飛びますから、簡単と云えども、ご注意あれ。

ブッシュも薄くなって、それなりに高度感もあり、楽しい尾根になってきます。

Dscn7259 1峰を越えた、 眼前に剣岳本峰が迫る。

Dscn7264 1峰を越えて2峰へのギャップを下る、ハイ松帯には明確な踏み跡があり問題なし、前に2峰の登りが見えています。

Dscn7268 2峰の登りはブッシュとのコンタクトラインを登れば最も簡単、壁側を登ってもガバが多くて快適に駆け上れます。

Dscn7269 2峰からは八ツ峰が隣に見えています、目を凝らせば結構な数のクライマーが確認出来る、コールを送ってみました。

「トッチャン、S代表は何処やろ?きっとCかAやろな」

Dscn7273 剣岳本峰が大きく見えてきた、大した悪場も無いので気楽に歩いております。

「もう懸垂下降ポイントも近いやろ?」

「それにしても暑いのう!堪らんわ!」

Dscn7274 この先が下降点でした、立派な鉄のアンカーと鎖がセットされています。

     楽しかったぜぇ!剣岳合宿(源次郎尾根、八ツ峰Ⅵ)其の2.へ続く →

夏はゴルジュで遊ぼう

連日のように猛暑が続いております、木曜日の夜半に穂高から戻りましたが、神戸の暑さにビックリです。

「これは堪らん!沢へ行こう!沢へ!」

101_1052 声を掛けると集まりました、総勢8名です、Mッチくんは親子でやってきました。

「エエなァ、親子で沢遊びか、最高のお父ちゃんやね」

高校一年生のMッチJR、新品の沢装備一式で身を固めて、

「お父ちゃん、小遣いをハタいたな?」

101_1062 MッチJRもザコッペも今日が渓流デビューです。

さすがのスーパーウーマンも慣れぬ水中で七転八倒、もがき苦しんでおります。

42 「ザコッペ、何を泣いてるんや?」

「私はカナヅチなんです~、よう泳ぎません!」

101_1065 「見てみい!JRはスイスイと泳ぎよるやないか!」

40 「ほら!ワンコも上手に泳ぎよるやろが!」

5a4a Img_5355_2

今ではもう会う機会も無くなってしまったジャックラッセルテリアのケイトやメリー、ウェスティーのノエル達、この谷で遊んだのはいつ頃だったかなぁ。

お山が大好きで、どの娘も可愛いワンコ達でした。

元気に暮らしているでしょうか、もう一度、逢ってみたいものです。

101_1081_2 ゴルジュに群がる雲峰軍団です、Fちゃんは最奥部を狙って懸命に泳いでおります。

結局は水流に押し戻されて取り付けませんでした。

101_1084 カナヅチのザコッペは泳ぐと云うよりザイルで引っ張られて進んでおります。

101_1086001 コッチャンも懸命に水の抵抗と闘っております。

「水から上がるのも一苦労やわ!」

13 こうして清流の中で暑さを忘れて楽しんでおりました。

「結構な、お湯加減でございますこと!」

夏はこれに限る!ゴルジュは最高です。

帰りは観光旅行(西穂高岳~新中尾峠~中尾高原~飛騨古川)

P7240071 ガスも晴れて視界良好もここまで、これ以後は雲に覆われ周囲の山々は姿を見せる事はなかった。

P7240112 コッチャン、Kくんは縦走班とは別に西穂高岳を往復、その日は西穂山荘テント場でもう一泊しています。

P7240063 「ロープウェイで帰るのでは、あまりにも芸が無さ過ぎる、別ルートで下ろうや」

P7250128 中尾峠を目指して進みますが、道はご覧のような酷い状況で靴もズボンも泥まみれとなってしまいました。

「これは道やない!田圃じゃ!」

P7250133 左下方に上高地が見えています、この泥だらけを梓川で洗いたいと真剣に思った。

P7250162 焼岳小屋に出ました、道を右に取って新中尾峠を下ることにしたのです。

P7250179 2時間30分程で中尾高原にある合掌の森に到着です、ここでキャンプしました、

P7250181露天風呂も完備されていて至極快適です、ここまで下ると気温も上がって寝苦しい夜となった。

P7250191 センスのカケラも無い、手作り看板だらけのキャンプ場。

湧出する源泉で熱々の茹で卵を作りました。

ここで靴もズボンも綺麗に泥を落とす洗濯をしたそうです、

「どうりで合流した時、サッパリしてたなァ」

Dscn7215 2日振りに全員集合です、平湯バスターミナルから新穂高の駐車場に戻りました。

「何はともあれ、風呂に入って着替えさせてくれや!」

P7260221001 汗にまみれた体を丹念に洗い、広々とした露天風呂に我々5名だけでユッタリと浸り贅沢な時間を過します。(写ってるのは全体の1/3です、とにかく広い露天風呂)

Dscn7234 腹が減ったので手打ち蕎麦を食いに行こうと話がまとまった。

「高山市内に出るか?」

「それより飛騨古川は高山よりも観光ズレしていなくて、良い町やで、行こう!」

Dscn7224 駅前観光案内所で情報を仕入れ食堂を見つけ、手打ち蕎麦の大盛りや飛騨ラーメンもガッチリと食って、さぁ、町の散策に出掛けます。

Dscn7219 軒先に特徴のある雲形肘木細工が施された民家が並び、味わいある景観に溢れた町、そんな飛騨古川は正に生活に密着した飛騨匠の技が生きている町です。

Dscn7217  こうして穂高山行は終わりました、2週間後には剣沢合宿の本番です、

「スケジュールがビッシリやね」

美味しい所だけ縦走 (西穂高岳~北穂高岳) 其の2

今日の泊りは穂高山荘テント場です、ここで大失態をやらかした。

テント場から山荘への石段を下りて行く途中、脇見していて階段を踏み外したのです、足首に激痛が走ったが暫くして何事も無かったように治まった。

Dscn7202 ところが夜中になって痛み出したのです、コッソリと起きて湿布薬を貼りテーピングで治療していました、バレないようにしていたのですがザコッペに気付かれてしまいました。

Dscn7187 穂高山荘のある白出コルは風の通り道、一晩中、強い風がテントを揺らしていました。

今日の予定は槍の肩まで、長い道程が待っています。

トッチャンからボロクソに怒られました。

「お前は怪我しても黙って隠そうとする、悪い性格や!我慢するんもエエ加減にせーや!痛かったら、痛いと言え!」

Dscn7192 とりあえず北穂高岳まで行き、足の具合を見ることにしました。

「踏ん張りも利くし、フラットに歩いたら痛みは無い、大丈夫や!」

涸沢岳を越え北穂へのルートに入ります、

Scanbmp Scan

大昔の写真が残っておりました、涸沢岳西尾根から北穂高、滝谷へ、厳冬期に登った時の写真です、同じ地点辺りで撮ったものと思われます。

Dscn7195 ここまで来ればドームも近い、意地でも北穂高岳までは音を上げず頑張ろう、我慢、我慢。

Dscn7196 足元は滝谷へスッパリと切れ落ちております、蒲田川右股と滝谷出合が見えています。

Dscn7197 これを越えて回り込めば南稜ルートと合流するはずだ、今日も薄曇りで暑さは感じず、絶好のコンディションですね。

Dscn7198 北穂高岳(3106m)の山頂です。

ここで私の足に付いて検討されました、今の状態なら無理すれば槍ヶ岳まで行けるだろう。

登山中に於いてはリスクを回避することを最優先と考えよう、大キレットや槍ヶ岳に固執している訳でも無し、敢えてトレーニング山行で無理する必要は有りません、近々の剣岳での本合宿に支障が生じる事だけは避けようと結論付けられた、余力を持って動ける間に安全圏に戻る、これが賢明な策だと、

「南稜から上高地へ下るぞ!」

こうして故郷の香り漂う?黄金の山? 北穂高岳を後にしたのです。

Dscn7199 仲間の賢明なる判断に従って下山する事になりました、私のチョッとした不注意でメンバーに迷惑を掛け、西穂高岳~槍ヶ岳縦走計画は中途で終わってしまい、悔やんでも悔やみ切れない。

「申し訳ありません、ゴメンなさい」

重くなった心と足を引き摺って無言で南稜を下ります。

Dscn7200 残雪豊かな涸沢カールです、テント場の大半は雪の下でした。

来月後半にMッチ君のデビュー戦となる北尾根をバックにパチリと一枚。

Dscn7213 上高地でも観光客に混じってパチリと一枚。

上高地から路線バスで平湯バスターミナルまで移動します、携帯電話で西穂から下山して新穂高に居るコッチンに連絡し、迎えに来てもらいました。

「今度はコッチャンがボロクソに言いそうやなァ、辛いのう」

こうして7月穂高連峰での強化トレーニングは終わった。

美味しい所だけ縦走 (西穂高岳~北穂高岳) 其の1

それは一瞬のことだった

山が黄金色に染まった

周りには懐かしき故郷の

えも言われぬ香が漂い

この偶然に出会えた人々の目には

涙が滲んでいるように見えた

                          2012年 夏山合宿 参加メンバーに捧ぐ

この散文詩は何? サッパリ理解できないでしょう、それで良いのです、今山行メンバーが読めば、大笑いするだろうから・・・

「北穂高よ! 黄金の山よ! 帰ったら宝くじを買います!強運 をお願い!」

Dscn7123 今回の目的は連日の長時間行動です、合宿地は西穂高岳としました

A班は 西穂高岳~槍ヶ岳まで縦走(テント泊)

B班は 西穂高岳往復~中尾峠~新穂高

Dscn7126 今日の泊りは西穂高山荘テント場です、許可を得てヘリポートの上に幕営しています。

Dscn7127 ガスに包まれた早朝のテン場を出発する、丸山に上がった頃から明るくなり視界も少し良好となった。

Dscn7128 一瞬、ガスが切れて進行方向が開け、これから向かう西穂高から奥穂高が見えた。

Dscn7133 西穂高岳往復の登山者からの激励を受けて縦走路に入った。

「さァ、行こう! 最初のピークは赤岩岳やったね?」

Dscn7135 長い鎖場です、落石の危険と先を確認するため間隔を大きく開けて下降しました。

Dscn7137 ガラガラ、ボロボロの間ノ岳です、これでもシッカリとルートは付いているのです。

パトロール中の山岳救助隊に出会った、一人の隊員は顔見知りの好日山荘三ノ宮店スタッフです、彼は10月迄、穂高で長野県山岳救助隊員として勤務するそうです。

ザコッペが聞いています。

「この先、鎖場の下降は大丈夫なんでしょうか?」

「何を心にも無い事を聞いてるんや、イケメンの兄ちゃんやからって可愛い子チャンぶって!」

Dscn7138 何とも神経を使う下降が続く、浮石が多く、ホールドは必ず確認し慎重に行動する。

ザックの重量は15kg程度に抑えています、それでも振られて動きが制約される、山小屋を利用すれば軽い装備で楽でしょうね。

Dscn7139 飛騨側から強い風に乗ってガスが湧き上がってくるが視界が無くなる程ではない、日差しが無い分、暑さが凌げて有り難い。

Dscn7140 落石の危険度が増せばピッタリと前後の間隔を詰めて行動します。

「落ちたら、玉突きやぞ!」

Dscn7144 ボンヤリと逆層の壁が大きく見えています。

「あれが逆層スラブらしいな、ルートは何処でしょう?」

Dscn7146 「何じゃ、傾斜の緩い壁やないか! 走って上がれるぞ」

Dscn7149 長い鎖がセットされています、鎖を掴んで一気に駆け上がったら息が切れた。

Dscn7155 天狗ノ頭を越えて高度を下げると、垂直に張られた鎖場があった。

「やっと天狗ノコルやで! ここからは去年に通った道やね」

Dscn7159_2 タタミ岩の頭、コブの頭と越えればジャンダルムは近い、昨年9月の岳沢合宿で登った道だ。 穂高岳合宿2011 (飛騨尾根NO.2) ←クリック 

Dscn7160 ジャンダルムに到着しました、ここまで来れば奥穂高岳までは指呼の間ですがアップダウンが続き時間は掛かります。

Dscn7161 信州側をトラバースします、ここは昨年の合宿では駆けるように通過した地点です。

「楽勝や!残すはロバの耳と馬ノ背だけやね」

Dscn7165 ロバの耳は飛騨側を越えて行きます。

Dscn7166 ジャンダルムは奥穂高サイドから眺める姿が一番、何度も見た風景なのに、つい見蕩れてしまいますね。

Dscn7168 西穂からの縦走ではここからが核心部だと言われており、ルートを外すと微妙なクライミングダウンとなるので慎重にルートを見極めて下降しています。

Dscn7169 荷物が大きいと苦しい体勢を強いられます。

Dscn7170002 ロバの耳を越えての登り返しを正面から見れば、

「オイオイ、一体どこを登れって云うねん!」

「あそこや、ガリーにルート指示のペイントが見えてる!」

Dscn7171 この鎖場は実に楽しい下降でした、シッカリと鎖を持っていれば大丈夫、一気に下ります。

「トッチャン、バリバリの新品ザックは格好エエなァ」

Dscn7173 「近くで見れば簡単な登りやね、見た目より岩はシッカリしてるぞ」

Dscn7176 馬ノ背の向こうに奥穂高岳山頂が見えてきました、本日のゴールも近い。

Dscn7177 馬ノ背を登る、ホールドも豊富で、快適に登って行けます。

それにしてもザコッペは強い!ガンガン飛ばしています。

Dscn7180 「そんなに急がんと、もっと楽しみながらユックリと登ろうや!」

Dscn7181 置いて行かれた爺さん二人、ボヤいております。

「ザコッペには勝てん!アイツは怪物や!」

Dscn7183 奥穂高岳(3190m)に到着、後はノンビリと下っても穂高山荘までは30分程度の距離です、本日の行動時間は予定通りの12時間ピッタリでした、

「時間が掛かり過ぎやてか?それを云われると辛いなァ」

歳相応ということでご勘弁下さい。

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