ブログ引越しのご挨拶。

2007年から始めたこのブログも5年目を迎えました。この間に掲載した記事は373件に上ります。

これはクラブ雲峰の会報として開設したブログなのです。

長いような短いような5年間でした。このブログのディスク容量は2GBで、それも一杯になるまで書き上げたのですからクラブ雲峰事務局を預かる私も「我ながら良くぞ書いた」と感心しています。

ディスク容量はオーバーフローしましたが、掲載記事を削除すれば、このブログを続けるのは可能です。でも折角、書き連ねた記事を消すには忍びないのでこのまま残す事にしました。

次回からは新たに開きましたブログでクラブ雲峰の活動をアップしてまいります。

クラブ雲峰(NO.2) ← (クリックして下さい)

これが新しいタイトルです。

引き続きご覧いただきますよう、お願い申し上げます。

孤高の人、加藤文太郎を語る

毎年、恒例となっている兵庫県山岳連盟主催の「山の講演と映画の集い」が開催されます。

Scan 今年の講演テーマは兵庫県が生んだ孤高の岳人「加藤文太郎について」です。

加藤文太郎は風雪の北鎌尾根でその生涯を閉じるまで日本山岳史に大きな足跡を残しました。

彼の生き様、遺稿集「単独行」から見えてくる人となりを聴いてみませんか?

日時  平成24年11月17日(土) 午後2時開演

会場  神戸王子動物園ホール(王子動物園東側に隣接)

講師  田中 正 氏(加藤文太郎 山(サン)の会 会長)

我クラブの札幌在住K先輩の山岳関係蔵書を新温泉町浜坂にある加藤を顕彰して建てられた「加藤文太郎記念図書館」に寄贈した経緯がありました。

今回の講演に当ってはザコちゃんから寄贈に際して交流のあった加藤文太郎図書館司書とコンタクトを取り、ご紹介頂いたのが今回の講師をお引き受け頂いた田中正氏でした。

まだまだ登山と云う行為が一部のエリートの世界であった時代、三菱神戸造船所の一設計技師だった彼が山に目覚め、駆け抜けた青春の山々、今回の講演は必ずや心を捉える何かがあると思います。

ぜひ、ご出席下さい。

講演会に関するお問い合わせは、

             兵庫県山岳連盟 神戸登山研修所

            TEL・FAX (078)801-3207

                           Eメール   info@hma.jp

            Hページ   http://www.hma.jp

炎天下を歩くの?(須磨アルプス)

六甲全山縦走大会にMッチ君が今年も参加します、彼はこの大会の常連さんなのです。

「完走盾は幾つ有るの? 盾のコレクションでもしてるんですか?」

彼の足慣らしに塩屋から行ける所まで歩き、そしてビールを飲んで打ち上げとする結構な企画です。

P9160003 AM09:00、塩屋駅に4名が集まった、Mッチ君、トッチャン、コッチャン、私です。

P9160007 天気情報を見てガックリです、神戸の最高気温予測は35℃と出ています。

とても歩くようなコンディションではありません、

「今日はどうも辛い一日になりそうやなァ」

P9160009 木陰を歩けば少しは暑さも凌げると思ったのですが考えが甘かった、日差しは真夏だし、風は台風の余波で湿った生暖かい南風です。

P9160012 この暑さの中を多くのハイカーが東に向かっている、全縦のトライアルをしているのでしょう。

「クソ暑い中をご苦労な事ですなァ、目の保養になるのは山ガールだけやね」

P9160016 妙法寺手前の公園で頭から水をかぶってクールダウンした、それでも高取山の登りでは汗が噴き出しました、途中で堪らずストレッチシャツやタイツも脱ぎ捨てました、体温が上がり過ぎてフラフラです。

「こらアカン、熱中症になるわ、百丈岩と同じやぞ!」

高取山頂のコルは日陰で心地良い風が吹き抜けています、ここで休憩して何とか人心地つきました。

背山歩きは季節を考えて、涼しくなってからにしましょう、体に悪いですからね。

P9160020 高取山を東へ下りました、そして市街地を鵯越方面に向かう予定だったのですが。

「どうする?このアスファルトの照り返しは凄いね」

舗装道路はフライパン状態です。

「何を好き好んでカンカン照りの町中を歩くの?意味の無い事は止めようや」

結論を出すのは早い、サッサと高速長田駅に下りました、地下鉄のエアコンの心地良い事、生き返りました。

そして、行き付けの居酒屋で待望の打ち上げです、

「呑むぞ!食うぞ!ワリカン負けはせんからな!」

アルコールも入り、一段と火照った体は水風呂に入っても冷めず一晩中、カッカと燃えておりました。

役目を終えた名品(札幌門田製ピッケルとSTUBAIのハンマー)

ピッケルは「山男の魂」だと言っていた時代もありましたね。

Smd_a1h2_3 私が初めて手にしたピッケルはフランス製の”シモンスーパーD”です、小振りで扱い易いピッケルでした、当時18歳の少年だった私にすればかなり高価な買い物をしたと云えます。(中央郵便局でバイトして稼いだ全てが消えたように思う)

それから数年後のある日の事、年長の友人が私のピッケルを見て、どうしても交換して欲しいと言って頼み込んできました、彼が持っていたのは門田の特殊鋼穴開きです。

シモンスーパーDには愛着がありましたが、積雪期登山の初歩からを教えてくれた師匠ですし、断れず、根負けして交換に応じたのです、でも門田を手にした時の軽くバランスの良さと、磨き上げた日本刀のようなその輝き、手打ち鍛造の職人技には感動でしたね。

Dscn7372 その当時の札幌門田ピッケルは素材が炭素鋼の”ベルグハイル”と、クロームモリブデン鋼の門田特殊鋼穴開きだったと思います。

今は名前さえも知る人が少なくなった札幌門田、工場を閉め廃業してしまったのはいつ頃だったのか。

シャフトは杖の様に長かったので、私の好みに合わせて丈を60CMに切り詰めました、グリップ部分には凍結した時の滑り止めと団子になったアイゼンの雪を叩き、シャフトが傷むのを防ぐ意味で樹脂に何だったか忘れましたが混ぜて塗布しました。

門田はご覧の様にピック形状がストレートで刻みも有りません、同じ特殊鋼を持っていたMンちゃんは焼きを入れてピックを曲げ氷壁対応型に改造していました。

但し、折損するリスクもありましたので私は止めました、お陰でこうして原型のまま残っているのです。

Dscn7368 秋物衣料を出そうと押入れを探っていたら、布切れでヘッドを包んだピッケルが出てきました。

「あっ、門田や!ここに仕舞ってたんや、可哀想に錆びてるなァ」

何処に仕舞い込んだか探していたんです、見れば薄っすらと赤錆が浮き、輝きは消えています

「久し振りに見るけど、バランスの取れた良い形やなぁ、ホンマに綺麗なラインやわ!ピッケルの名品やね」

Dscn7360 丹念に錆びを落とし磨き込みました、刻印も浮き出てきます、先鋭化する積雪期登攀に適したピッケルを使い出すと全くと言っていいほど出番の無くなった門田ピッケル、いつしか忘れられ押入れの中で寂しく埃を被り眠っていたんです。

Dscn7369 骨董品が、もう1本有りました、オーストリア製のステュバイ(STUBAI)のハンマーです、先輩方の手を経て、何時頃からか私の手元にあります。

Dscn7370 アイスハンマーとしてはピック部分が短く肉厚で氷には対応出来ず、ベルグラを落とす程度だった、ロックハンマーとしては軽量で打撃面が小さくジャンピング作業での効率が悪かった、やはりアイスバイルやロックハンマーに出番を奪われたSTUBAIです。

今では時折り、ハーケンを使用する渓流登りに持って行きます。(草付きにピックを刺して登る事もあります)

Dscn7361 ロゴが読み取れます、山型の中にSTUBAIと刻まれています、ステュバイとはオーストリアの村の名前なのです。

この2本は山で消息を絶った友人の形見である登山靴と並んで部屋の片隅に収まっています。

私の部屋を埋める数々の登山用具は女房から見れば単なるガラクタにしか写らないでしょう、私が居なくなれば、いずれは処分されてしまう運命なんですね。

別にノスタルジックな気持ちや骨董趣味ではなく、これらは一時期でも山行を共にした道具です、時代と共に登山技術は進歩を遂げ、変遷し、出番は無くなりました。

人は言います、

「近代クライミング技術を身に付けようとするなら、古い意識やギヤー類は躊躇せず捨て去れ」と、

でもそう簡単には破棄出来ないのです、貧乏性なんでしょうか。

私の仲間も古いシモン、サレワ、シャルレ等の名品を今でも大切に持っています、登山用具が今日の様に潤沢に入手出来なかった時代を過した山屋の性なんでしょうね。

古い道具をお持ちの同輩諸兄よ、大切に手入れしてやって下さいね。

お願い!リードさせてよ。(妙号岩)

仕事や雑用もあり、ここ暫くクライミングから遠ざかっておりました、他のメンバー達は精力的に登っているし、このままでは完全に置いて(老いて)行かれそうとの危機感がつのる。

「俺、練習したいんや!日曜日は何とか天気は持ちそうやから、妙号に付き合ってくれや!」

心優しい仲間が集まってくれました、K君、トッチャン、RYUちゃん、コッチャンです、有り難いね。

P9090024001 12時にテラスに集合としておりましたが、苛ちなコッチャンは30分前には到着して、待ち切れず、菊水ルンゼを登って周辺を散策しています。

「早よ、降りて来いや、昼飯食うぞ!」

P9090039002 「頼む!今日は俺にリードさせてくれや!」

久し振りに練習する事が出来る、嬉しくなってきました。

P9090038 「オイ、Kちゃん、ザイルがクロスしてる! クライミングの感覚が鈍ってるぞ!」

厳しいご指摘を喰らってます。

P9090043001 こちらも久し振りに練習を再開した剣豪RYUちゃんです、

「居合道は有段者でクライミングは何段や?」

体は直ぐに感覚を取り戻し、快調に登っておりました。

P9090045001 小川山でクライミング漬けの日々を過していたK君です。

「小川山は良い所ですよ、日本のヨセミテですわ!」

P9090050001 これから秋本番です、山歩きやクライミングに最適の季節が到来します。

私も懸命に練習します、減量と体力維持のトレーニングにも励みます。

「頑張りますから、置いてきぼりにしないで下さいね」

チビッコクライマーが集合した!

8月26日(日曜日)です、今週末のクラブ山行は宝剣岳中央稜の登攀となっています、Mゾッチ君の本チャン初挑戦の場として計画されているのです。

私も参加したかったのですが兵庫県山岳連盟の行事が入っております。

Dscn7353今日は神戸市少年団のクライミング体験教室が神戸登山研修所で催されるのです、市内の各小学校から可愛い少年少女が集まってきました。

参加者数は50名位は居たでしょうね、午前と午後に分かれてクライミング体験教室の開始です。

「わぁ!これを登るんかぁ?」

子供達は期待と不安の入り混じった目で壁を眺めております。

Dscn7352 早朝から子供達の登るルートにザイルをセットし、サポートするメンバー用にフィックスロープも張りました。

子供達も緊張してるでしょうが、スタッフも緊張します、装備の点検やルートの整備、営巣していたスズメ蜂の駆除まで行なっておりました、スタッフミーティングも綿密に行い、受け入れ態勢は整いました。

「子供に何か有ったら大変やからなぁ、神経使うわ!」

「今日は自分達のクライミングより疲れるぞ!」

熱中症対策も施されました、冷水や日除けのテント、蚊取り線香も用意しております。

Dscn7357 人工壁の屋上には引率の先生方がセルフビレーを取って待機しています。

屋上に居ると日差しは強烈なんですが、少し風が吹いているので暑さは何とか凌げます。

「先生方、水分はシッカリと摂って下さいよ、今日は長丁場ですからね」

Dscn7354 「サァ、頑張って登ろうな! よし、行こう!」

声を掛けると目を輝かせて岩に飛び付いて行きます。

中には行き詰って弱音を吐く子供もおります。

「怖い~ッ、落ちる!どうしたら良いの?もう下ろして下さい!」

「簡単に諦めたらアカン! 自分の力で乗り越えて行け!大丈夫や!絶対に登れるぞ、行け!」

叱咤激励され、何度も何度も挑んでいきます、最近の子供も心配することは有りません、逞しく育っています。

Dscn7355 「コラ!膝をついたらダメ!シッカリと手と足で登りなさい」

兵岳連のK理事長が中間点で見守っています、優しくアドバイスして誘導すれば子供は本能的に高みへ高みへと登って行きます。

ジュニアの育成に携わっているYチャンは優しく、厳しく、適切な指導で子供のヤル気を引き出しておりました。

Dscn7359 登り終えた子供達に壁を覗かせます。

「下を見てご覧、この壁を君は登ったんやぞ!凄いなァ」

難関を突破し、壁を登り切った子供達の顔は満足感と自信に溢れた良い表情となっておりました。

今日のクライミングが夏休みの良い思い出となってくれたでしょうか、願わくはこの中から将来のトップクライマーが誕生してほしいですね、A先輩、K先輩もお孫さんをジュニアクライミング教室に入れました。

指導したコーチに聞いてみたら、

「登るお孫さんより、付き添いのお爺さんの方が気合い入ってたで!」

らしいです。

俺も孫が大きくなったら山をやらそうか、と息子夫婦に言ったら、

「親父!アカンぞ、娘にはピアノとバレエをやらしますから」

「俺の孫やでぇ、そんなもんが似合うか?柄にもない」

アホらしなって、話しの続きは止めた。

裏六甲石楠花谷で鮠(ハエ)と遊ぼう!

サマーイベント(夏山合宿)も無事?に終了しました。

山から戻って1週間が経ちましたが、今だに疲れが残っているようです。

「暑気払いに何処かへ軽く行こうや!」

「近場やったら付き合うぞ」

101_1097 近場で静かな谷と云えば、思い付いたのは石楠花谷、ここならば涼しくて、面白い小滝も有って楽しませてくれるはずです。

この猛暑ですから、山を歩こうなんて輩は居りません、やはり今日の石楠花谷に人影はありませんでした。

101_1099 今日の参加メンバーはトッチャン、コッチャン、私の3名です。

「今日はハエ釣りも予定に入ってるから竿を持参です」

「無理にヘツらんでも、腰までドップリと浸かって行けば涼しいよ」

P8190007 水は澄んでいますが、水量は減少気味です、何となく生温い感じの水温でした。

101_1103002 濃い緑の水を湛えた、綺麗なゴルジュです。

「見てみい!大きいハエが居てるぞ!」

大急ぎでテンカラ竿を出しております。

「こうして見ると、六甲山はホンマに奥深い味わいのある山域やなぁ」

101_1104 第1投から可愛いハエが毛鉤に飛び付いてきました、流石にトッチャン師匠です、暫くはこのゴルジュで遊んでおりました。

101_1106 気持ち良く清流シャワーを浴びてゴルジュを突破します。

101_1108 石楠花谷は下流部に小滝が連続しています、間違っても出合から登山道に入らないよう沢筋を辿って下さい、そうすればこんな楽しい滝が待っているのです。

101_1110 真新しく完成した砂防堰堤を越えると溜まりに多くの魚影が見えています、トッチャンは岩陰から竿を振っています。

101_1111 コッチャンはと云うと、

「姿を隠して釣るとは卑怯なり、俺は清々堂々と正面から魚と真っ向勝負じゃ!」

101_1109 結果は忍者釣法の圧倒的な勝利にございまする。

「お主達はまだまだ拙者の足元にも及ばぬわ!未熟者めが!」

トッチャンにしてやられましたね。

101_1112 石楠花谷の名瀑?風呂桶の滝(私が勝手のそう呼んでいるだけです)2段になっています。

101_1113 水流の侵食で見事な甌穴が出来ているのです、私の知る限りでは六甲山の甌穴はこれだけかな?お釜は深くて飛び込んだら気持ち良いよ。

101_1117001 苔で滑り、思いっ切り膝小僧にガッツーンと一発喰らったコッチャンです。

「クッ・・・・ツ!crying

「オッサン!涙が出とるぞ!」

101_1118 木立に覆われた石楠花谷は別世界のように涼しかったですね、ところが一歩でも日向に出ると強烈な熱気が襲ってきます。

谷をつめて地獄谷西尾根に抜け出ましたが、カンカン照りのダイアモンドポイントは避けて、このまま尾根を下りました。

「正解やったね、地獄谷西尾根も木陰で風が抜けて気持ち良いやんか」

涼を求めた本日のお散歩は大好評をもって終了となりました。

「近々に黒部へ岩魚釣りに出掛けるからな、準備せ-よ!」

101_1122 月曜日は神戸登山研修所の休館日です、ザコちゃん、トッチャン、コッチャンが蔵書の整理に汗を流しております。

101_1120兵庫県山岳連盟が所蔵する貴重なる国内外の登山に関する蔵書目録をデータベース化しているのです、この作業が終了し、管理体制が整えば、近い将来には皆さんに公開する事となるでしょう。

その日を目指して、蔵書確認、本の点検や痛んだ部分の補修と気の遠くなるような地道な作業を続けております。

Dscn7348 先日のセルフレスキュー講習会でこの人工壁(通称猿山)の一部に欠損個所や亀裂が発生しているのを確認していました。

「トッチャンよ、あれは早いこと修理せんとあかんぞ、子供の体験クライミングも近いしなぁ」

「それやったら、サッサと二人で修理してしまおうや!」

Dscn7347 屋上から固定ザイルをセットし、セルフビレーを取り、二人が連携して基礎にする金網や練ったモルタル材を破損個所に埋め込んでいきます。

「それにしても暑いのう!岩は触れん位に焼けてるぞ!」

Dscn7349 東の空が真っ暗です、雷鳴も轟き出しています。

「急げ!雨が来るぞ!」

汗まみれになって作業は完了しました、これでもう大丈夫です、安心してご利用下さいね。

「アカン、熱中症や! 暫く、事務所でクーラー効かせて寝るわ!」

セルフレスキュー講習会

7月29日(日) 兵庫県山岳連盟主催によるセルフレスキュー講習会が神戸登山研修所に於いて開かれました。

P7290005 兵岳連加盟各山岳会から総勢20名近くのクライマーが集まりました。

クラブ雲峰からは私、トッチャン、ザコッペ、Mッチ、文ちゃんの5名が受講しています。

P7290002 今日も猛暑日です、この炎天下でのレスキュー講習会はかなりキツいですね。

ブルーシートを張って日陰を作った、これは大助かりでした。

P7290008 セルフレスキュー講習の状況設定ですが、岩場でトップが墜落して負傷、行動不能となった、これをセカンドが単独で収容し下降するという、厳しいものです。

P7290010 兵庫県山岳連盟の技術遭対委員長の一本松君と同じく指導副委員長の西村君がお手本を見せてくれます。

「見ていたら出来そうに思えるけど、これは難しいぞ!」

P7290013 西村君が我々に懇切丁寧に指導をしてくれました、皆、熱心に聞き入っています。

「Mッチ君、正座してからに、凄い気合いが入ってるなァ」

手持ちのギヤーをいかに有効に使用するか、ギヤーが干渉しあって操作に支障が出ないようにするにはどうするか、

「段取りや操作の手順をキッチリと覚えるまで時間が掛かるぞ」

P7290015 各山岳会も暑さにも負けず訓練に取り組んでおります。

壁の照り返しも強烈で、ぶら下って居るだけで汗が噴出します。

「水をくれ!水、水・・・・!」

P7290020 私が要救助者となって岩場にぶら下り、Mッチ君が救助に登ってきます。

このパターンを交代しながら体得します。

P7290022001 問題点があれば細かく指摘され、適切なアドバイスが飛びます。

P7290025 西村君が仕上げにもう一度、セルフレスキューとは何ぞや?と云うお手本を見せてくれます。

P7290027 Mッチ君を膝に乗せて鮮やかに救助し、下降してきました。

「クライミング技術の向上がイコール救助技術の向上に繋がってるんです」

P7290017 トップが墜落しテンションの掛かったメインザイルをいかに固定し自分自身をフリーとするか、これが最初の行動です。

P7290028 複雑なザイル操作、ギヤーのセット、安全確認、要救の収容、下降を繰り返し、9:00から16:00近くまで頑張ったんです。

このような技術のお世話になりたくないよね、安全登山の重要性を改めて実感した一日でした。

講師の皆様、大変お世話になり有難うございました、本当にご苦労様でした。

「ゴハン」は月に帰って行きました。

我家のお爺さんウサギ、「ゴハン」君がお月さんに戻って行きました。9年間も我家に癒しの時を与えてくれたんです。

Dscn0263 ゲージには入れず、ベランダや各部屋を自由に走り廻っていました、離し飼いです。

彼の定位置はテーブル片隅の鍋敷です。静かに家族の食事風景を眺めていました。

人間の年齢で90歳近く、老境に入ったウサギを見ていると、人に媚びず、悠然とした構え、達観したようなその半眼の眼差し、禅宗の高僧を思わす風格さえ感じたものでした。

「お主は何を齷齪しておる、有るがままで良いのじゃ」

「こいつに心の中を見透かされているような気がする」

しかし、我家は「ゴハン」によってボロボロにされましたわ!

電話線、インターネットの線は噛み切る、カーペット、襖、柱は齧る、もう大変でした。

Pb2600531 寒くなると、私のシュラフに潜り込んで眠っていました。不用意に倒れ込むとペシャンコにしてしまいそうでした。

老衰が進み、「心臓も衰弱してる、もう長くは持たないよ」と畜産学科で学び、動物の専門家でもある看護士をしている娘が言う。

恐らくは私が山から帰って来た頃にはもう旅立っているだろう。

穂高岳に向かう日、懸命に前足で踏ん張って立とうとする「ゴハン」君、いつものように鼻先から頭にかけてそっと優しく撫でてやりました。

「ゴハンよ、お別れやね。長い事、有難うな。良い思い出を家族に残してくれたね。月に帰ったら満月の夜には姿を見せてくれよ」

そして、寂しくなりました。

          尾崎放哉の句

「寂しいぞ一人五本の指を開いてみる」

「ゴハン」を撫でていた手を見つめていました。

猛暑の中を歩け!(丹生山系)

夏山合宿も決まった、7月は西穂高から槍ヶ岳までの縦走、そして8月に入れば剣岳での登攀と2回の山行が待っています。

土曜日は登山研修所の当番でした、藤木九三文庫の蔵書目録をデータ化する作業に没頭していました、インターネットで国会図書館及び大学総合目録を検索し、神戸登山研修所の蔵書と照合する、こんな地道な作業の中で貴重な山岳資料や本が発見されるのです。

昨日の日曜日は古法華で汗だくになっての練習でした、炎天下のクライミングは流石に厳しいものがあります。

「よし、これで完璧に岩の感覚は戻ったぞ!」

連休の月曜日です、トッチャンとSさんは妙号岩で剣岳を想定したアルパインクライミングの練習です、私とコッチャン、K君の3人は夏の稜線歩きを想定した耐暑トレーニングを丹生山系でする事にしたのです。

Scan_2 下山する坂本に車を置き、もう一台で淡河側に向かいました、今日の神戸地方は今夏最高気温で猛暑が予想されております。

「耐寒訓練の方が楽やで、熱中症でバテるかもな?」

Dscn7101_2 河沿いの土手に車を止めて出発です。

「風があるから、思ったより暑さはマシやな!」

Dscn7103 勝雄不動尊までの参道?は出水で荒れていましたが、それなりに整備はされています。

Dscn7105 「K君、以前に来たことあるんやろ? こんな階段はあったか?」

「さァ・・・・・?」

「それにしても滑る石段やね」

Dscn7107 不動滝に到着です、出水で荒れた滝壺を行者さんが整備されていました。

勝雄不動明王にお参り、今夏合宿の安全を祈願し、滝を渡る冷風でクールダウンです。

Dscn7108 不動滝から上部は強烈な登りとなった、嫌らしい鎖場が続いています。

P7160009 足元はぬかるんで滑る、雨で土が流され岩は浮き、不安定な状況だ。

「落石に注意してな!当ったらゴメン!」

Dscn7112 登り切ると風化した砂岩の尾根の出ます。

この辺りに山桜の苗木が植樹されておりました。

何年後、この付近にも緑が戻ってくれば良いね。

「君達!自分が植樹したみたいに名札を持つのはダメ、ダメ!」

照り付ける日差しは強烈です、日陰を探して休憩を頻繁に取り、水分補給を小まめに行います。

私のザックには真水1.5ℓ、スポーツドリンク1ℓ、梅ジュース(氷入り)500mℓとこれだけの水分を用意しています。

Dscn7116 沢筋の小さな流れを辿り、戸田からの旧道に合流すればシビレ山は近い。

Dscn7118_2 小さな峠を右折し急登に一喘ぎしたらシビレ山頂でした。

12:00です、風の吹き抜ける山頂の木陰で昼飯とします、

何と、ここで1時間近くも昼休憩していました、普段なら昼飯に10分も掛けないのにね。

「今日は暑いから特別やで!」

Dscn7120 「暑い!暑い!休憩しよ!」

「風が吹いてて気持ち良いで、休憩しよ!」

繰り返している内に丹生山に到着しました。

P7160025 「せっかくやから帝釈山まで行こか?」

「勝手に行け!見てみィ、誰にも会わんし、誰も登ってこんやろが、このクソ暑いのに歩いてるのは俺らだけやぞ!」

Dscn7122 丹生神社から丁石を数えながら坂本に下ります、

「何番まで有った?」

「22番位までは見てたけど、ブトを追うのが忙しくて見るの忘れた!」

耐暑訓練?の成果を発揮して、この夏合宿も頑張りましょう。

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